白内障手術
白内障とは
白内障は水晶体が白く濁る病気です。
- 加齢による水晶体の老化が原因の老人性白内障
- 他の目の病気に併発する白内障
- 糖尿病など体の病気に併発する白内障
- 外傷が原因となる白内障 など
病状が進行し日常生活に支障がみられる場合は、手術で対応することが可能です。
現在一般的に行われているのは「超音波水晶体乳化吸引術」と呼ばれるもので、超音波によって濁った水晶体を取り除いたあと、人工の水晶体(眼内レンズ)に置き換えます。
現在では、手術方法の進歩や最新機器の導入によって以前に比べるとより安全、正確にできるようになりました。
手術によって視力の回復が見込めるケースもあり、また手術後には「世の中、こんなに明るかったのか!」といったような声もよく聞かれます。
当院では、年間約4,000件の白内障手術をおこなっています。
白内障手術
眼内レンズは大きく分けて単焦点と多焦点の2種類があります。
単焦点眼内レンズ
焦点の合う距離が遠方・中間・近方のどれか1つ
【メリット】
【デメリット】
【メリット】
- 焦点を合わせた距離がはっきり見える
- 保険適用
【デメリット】
- 遠くに焦点を合わせた場合には老眼鏡が、手元に合わせた場合には遠方用のメガネ、 中間に合わせた場合は遠方用・近方用のメガネが必要になることが多い
多焦点眼内レンズ
・ 2焦点眼内レンズ ・・・ 焦点の合う距離が遠方と近方の2つ
【メリット】
【デメリット】
【メリット】
- 遠方も近方もメガネなしで見えることが多い
- 遠くと近くを見比べられる
【デメリット】
- 夜間や暗い場所で街灯や車のライトなどがまぶしかったりにじんでみえる
- 薄暗い場所では文字などが見えにくいことがある
- 細かい文字などを見る際には老眼鏡が必要になることがある
- 視力の安定まで3~6ヶ月かかることがある
- 保険適用外(当院は先進医療認定施設のため、一部公的保険の適用が可能です)
最新の多焦点眼内レンズ
これまで「多焦点眼内レンズ」と呼ばれる眼内レンズは、遠方と近方に焦点を合わせる「2焦点眼内レンズ」でしたが、遠方と近方、さらに中間距離にも焦点を合わすことができる
「3焦点眼内レンズ」も当院では導入しています。
3焦点眼内レンズ ・・・ 焦点の合う距離が遠方と近方と中間の3つ
【メリット】
【デメリット】
「3焦点眼内レンズ」も当院では導入しています。
3焦点眼内レンズ ・・・ 焦点の合う距離が遠方と近方と中間の3つ
【メリット】
- 遠方、近方、中間の3点に焦点が合う
- メガネがほぼ不要に
- 乱視矯正レンズもあり
【デメリット】
- 保険適用外
単焦点眼内レンズ、多焦点眼内レンズにはそれぞれメリット、デメリットがあります。
また、ご自身のライフスタイルや目の状態により最適なレンズは異なります。
当院では、単焦点眼内レンズ、多焦点眼内レンズの特徴を十分ご理解していただいた上で、患者様の御希望に合わせた眼内レンズの選択を行っています。
当院の白内障手術について
白内障手術は点眼麻酔で約10分~15分
1、麻酔
点眼薬(めぐすり)を用いる局所麻酔です。注射のような痛みもなく、意識も正常です。
2、角膜切開
メスで約2mm幅のトンネル状の切開創をつくります。
※切開創は自己閉鎖創といって、眼内圧で自然に創が閉じるようにできています。
3、前嚢切開
水晶体を包んでいる水晶体嚢の前面の膜を丸く切り取ります。
4、超音波
超音波を発振して水晶体を吸引します。
5、人工レンズ移植
シリンダー(筒)を通して折りたたんだ状態の眼内レンズを水晶体嚢の袋の中に移植します。
6、固定
眼内レンズを中央に固定し、手術は終了です。
手術時間は10分~15分位です。
白内障手術は日帰りか入院(1泊2日)の選択が可能
近年、白内障手術は日帰りでの手術が可能となり、術後の安静は2時間程度で、長期入院の必要はほとんどなく、通院感覚で受けられるようになりました。
当院では、患者様の希望で日帰りか入院(1泊2日)かを選択してもらうシステムで手術に取り組んでおります。
近年、白内障手術は日帰りでの手術が可能となり、術後の安静は2時間程度で、長期入院の必要はほとんどなく、通院感覚で受けられるようになりました。
当院では、患者様の希望で日帰りか入院(1泊2日)かを選択してもらうシステムで手術に取り組んでおります。
高い医療技術と最新の手術設備で安全な手術をおこなっています。
二本松眼科病院では白内障手術の最新機器である白内障手術装置CENTURION® VISION SYSTEM、手術ガイダンスシステムVERIONを導入しています。
CENTURION® VISION SYSTEMは「次世代白内障装置」ともいわれ、様々な技術革新がなされている現在最新の白内障手術装置です。この装置の導入により白内障手術の安全性が大幅に向上し、効率的に手術を行うことが可能となりました。
一方、VERIONは一人一人の目の形や特性を解析し、目のどこをどのように切れば最も良い結果が得られるかをプランニングします。術中にはモニター上にそのプランを表示することで、より正確により安全に手術をナビゲートしてくれる画期的な機器です。
当院では医師の熟練した技術に加え、医療の質と安全性を高めるため常に最新の機器を導入しています。
二本松眼科病院では白内障手術の最新機器である白内障手術装置CENTURION® VISION SYSTEM、手術ガイダンスシステムVERIONを導入しています。
CENTURION® VISION SYSTEMは「次世代白内障装置」ともいわれ、様々な技術革新がなされている現在最新の白内障手術装置です。この装置の導入により白内障手術の安全性が大幅に向上し、効率的に手術を行うことが可能となりました。
一方、VERIONは一人一人の目の形や特性を解析し、目のどこをどのように切れば最も良い結果が得られるかをプランニングします。術中にはモニター上にそのプランを表示することで、より正確により安全に手術をナビゲートしてくれる画期的な機器です。
当院では医師の熟練した技術に加え、医療の質と安全性を高めるため常に最新の機器を導入しています。